否定的な意図をもって行動を起こしてくる人を許せ、とか、我慢しろ、とは言いません。無条件の愛で接することによって、自分自身も、そこから肯定的で好ましい結果を得ることができる、と言いたいのです。 by バシャール

あなたに対して、否定的な意図をもって行動を起こしてくる人に対してそのまま我慢しろ、というのではないのです。
その人の否定的な行動を許せ、といっているのでもありません。
ただ、そういうときでさえ、無条件の愛をもってその人と接することによって、自分自身も、そこから肯定的な好ましい結果を得ることができる、ということです。

以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック6 ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる 』51ページより引用させていただきました。

自分に対して否定的な行動を取っている人に対して、我慢はするな、それを許さなくていいと言いつつも、無条件の愛を持って接しなさいとバシャールは言う。

でも実際の行為から見て、その否定的な行動を取る人に対しては何もしないわけですから傍から見ると我慢をしていたり悪を許しているように見えるはずです。

宇宙の法則は、与えるものを受け取るです。
宇宙の法則で言えば、いかなる状況であってもそれに対して肯定的な意味づけをすれば肯定的な結果を得るです。

悪意ある相手の行動に対しても肯定的な意味づけをすれば肯定的な結果を得る。
でも普通は悪意に対しては否定的な意味づけを行います。そして否定的な結果を得ているのが現状です。

人は誰でも否定的な結果より肯定的な結果を得たい。
悪いことより良いことが起こって欲しい。
そして宇宙の法則が与えるものを受け取るなので、もし肯定的な結果を得たい、良いことが起こって欲しいと思うなら、どのような場合でも肯定的な意味づけをすればいい、どのような状況であってもそれに対して良い意味付けをすればいい。

でもそれは我慢しているのでも悪を肯定しているのでもない。
我慢というのは自分の否定ですから、否定的結果です。

それに対して良い意味づけをすれば当然それを我慢することもない。
それが相手の悪意であってもこちら側の肯定的なフィルターを通せば肯定的なものに変わる。
でもだからと言って相手の悪を肯定しているわけではない。
かといって相手の悪をどうこうしようというのでもない。

愛は無条件なので悪を肯定はしないが無条件には愛している。
というか無条件の愛の視点から見れば善も悪も存在しない。
肯定や否定は存在するがそれらは陰と陽みたいなもので、そこに良い悪いは存在しない。
善悪は存在しないが陽と陰、プラスとマイナスや裏表は存在する。
しかし人間はそれらに善と悪の意味づけをしてしまう。

人を殺すのも他人のものを盗むのも、人を殺すことは人の数をマイナスすることであり、他人のものを盗むのも他人のものの数をマイナスすることである。
一般的に言って数が減ることは悪であり、数が増えることは善であると人間は意味づけている。

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