完全な意識は観念と感情と思考パターンという三つの物理的現実に分かれる。そして観念が感情を、感情が思考パターンを創り出し、思考パターンが最終的に実際の現実を創る。 by バシャール

みなさんの性格のプリズムは、完全な意識を取り込んで、それをさまざまな異なる物理的現実に分けます。

性格は「観念」「感情」、そして「思考パターン」の三つからできています。

「観念」が「感情」を創り出します。
「感情」が「思考パターン」を創り出します。
そして、「思考パターン」が物理次元に起こる「現実」を創り出します。

以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック6 ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる 』102ページより引用させていただきました。

全知全能愛の存在である完全な意識も肉体を持った途端に利己的にならざるを得ない。
そうでなければより強い他の生物の食料となってしまう。

幸いというかなんというか、完全な意識は肉体を持った時に人格に三つの構成要素を持つことになる。それが観念と感情と思考パターン。

観念が造りたい家の設計図にあたり、家が私たちの周りに起きている現実世界。
感情はその家を造る大工さんで物理次元の中で家が実現するようにエネルギーを与える。
どのような感情(大工さん)を連れて来るかによって、楽しく仕事をするのか、怖れながら仕事をするのかが決まる。感情がクリアであればあるほど、細かいところまで行き届いた綺麗な家ができる。
思考パターンは、その家の材料そのものです。
クリアな思考パターンは質が良い材料で、混乱している思考パターンは脆く弱い材料です。

強く、クリアで肯定的な観念であるほど、強く、クリアで肯定的な感情と思考パターンができ、現実もそうなる。

すべては最初の観念から始まる。

観念とは簡単に言えば「思い込み」のことでしょうか、そして思考パターンは「考え方の癖」、感情は感情です。

最初に思い込みがある。皆の心が愛に溢れていると思い込めば、感情は明るくなり、なんでも他人の行為を肯定的に受けとる考え方の癖のおかげで、実際にその人の現実は愛に溢れた現実となる。

皆の心には愛が溢れているという設計図を描けば、当然感情も良い感情になる。
愛に溢れた良い感じの大工さんを連れて来ることになる。
愛に溢れた良い感じの大工さんは当然愛に溢れた良い感じの材料を使うことになる。

良い気分の感情の時は、他人の行為が善意によるものに違いないという考え方の癖になる。
良い気分の時は他人の行為も良い方向に解釈しがちになる。

悪い大工さんは、悪い材料を仕入れて来る。
悪い気分つまり悪い材料では良い家、つまり良い現実は創れない。
悪い思い込みは、悪い感情を生み、悪い考え方になる。
悪い考え方からは決して良い現実は創造されない。

起こったことを良く解釈するから良い感情が生まれ、良い感情は他人の行為を善意ととらえる。
渡る世間に鬼はないという思い込みからは良い感情が生まれ、良い感情でいる時にはどうしても他人の行為が善意に思える。
渡る世間は鬼ばかりという思い込みからは悪い感情が生まれ、悪い感情からは他人の行為を悪くとる考え方の癖が生まれる。

ところで、観念であるところの設計図は現実ではないし、大工であるところの感情も現実にはなり得ない単なるエネルギーだ、唯一現実を創り得るのは思考パターンという現実を創るための材料だ。
となると現実というのは思考パターンで出来ている?
こうなるとかなりイメージがし難くなる。
ああ、ここで言う現実とは、物理的な現実ではなく、人間関係という現実ですね。
人間にとって現実とは、ほぼイコール人間との関係性です。
現実とは固い物理的な現実ではなく、人間における現実とは自分と他の人間との関係性のことです。
人間が人生において不幸になるのは、他人の裏切りだったり、好きな人と一緒になれないだとか、他人への嫉妬が苦しいだったりします。そしてそれが人間における現実と呼ばれます。
豪華な家に住み豪華な暮らしも他人との関係性で豪華な現実になるわけで、無人島でたった一人で豪華な家に住み豪華な暮らしをしても(スマホとかがあれば話は別ですが)、それは豪華な現実にはなりません。過去の貧しい記憶と比較すれば豪華かも知れませんが、人間関係の存在しない現実は仮想現実のように現実とは無関係なものになります。

以上を鑑みると、幸せな人間関係しか存在しないという思い込み(幸せな人間関係という設計図)からは、幸せな感情が生まれ、幸せな感情からは、人間関係というのは幸せなものだという考え方の傾向が生まれ、人間関係は常に幸せな方向へと流れるという考え方の癖は、実際の現実においても幸せな人間関係(幸せな現実)を築いていく。

幸せな結婚をするのだって、トップアイドルになるのだって、億万長者になるのだって、大統領や総理大臣になるのだって、ノーベル賞を受賞するのだって、オリンピックで金メダルをとるのだって、人間にとっての現実とは他人との関係性である人間関係で決まります。

人間関係こそが唯一の現実です。

まず最初に考え方がある。
考え方によって感情が生まれ、感情によって考え方の傾向が決まる。
考え方の傾向が決まれば、それにそって行動を起こし、人間関係という現実が創造される。
、、、以上のように新解釈をしてみました。

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