雲 黒斎さん著の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
愛は「行為」ではない。「状態」のことだ。
「私とあなたの間に壁がない」ということは、「私とあなたは同じ存在」ということ。
とあります。
だったら他人と同じことを自分がする必要はないことになります。
もう自分が他人としてやっているのですから……。
でもまあ大半の人は「私はあなたと同じ存在」とは思えないと思います。
私も正直言ってそうは思えません。
あんなひどいことをする人間が私と同じ?
あんななんでも思いを叶えた素晴らしい人間が私と同じ?
到底考えられません。
他人に怒り、時に他人を憎み、妬み、あるいは他人を労わって自分が良い気分になる。
他人を責め、他人を褒め、他人に憧れ、他人に好意を持ち、……。
他人が居ると思うから映画だってドラマだって面白い。
登場人物がみんな自分である映画やドラマが面白いはずがない。
でも、他人が自分の一面を代表しているとは思えます。
自分にそういうところがあるから他人のそういうところに気がつきます。
私とあなたの間に壁がない状態が「愛」。
そうまさにそれが「愛」だと思えます。
しかしその一方で、それを認めることのできない自分の一部があるのも事実です。
真の意味での静けさは、すべての人とつながっている状態です。 その中に否定的なものは、なにもありません。 すべてのものは、無条件の愛に値するものであり、平等です。 by バシャール
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