雲 黒斎さん著の『あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
いくら教科書・教材の数が増えようが、その種類が変わろうが、それを使って勉強しなければ、いつまでたっても「学力」が向上するわけないだろう。
とあります。
以下書いてあることをまとめてみます。
人生を学校になぞらえるとこの人生は、宇宙立この世学院高等学校。
誕生が入学で、他界が卒業だ。
校則は「自由」、制服は「肉体」
この学校には授業がない。全て自習。
先生はいない。(制服である肉体を着ているのは生徒だけ。先生は制服は着ない。)
教科書や教材は、出来事・境遇・出会い・その他もろもろ目の前にあるすべて。
その教材を使って、自身の「仮説」を立証していくのが、この学校での学び。
その問題とは、「善とは何か」
別の言い方では、「幸福とは○○だ」と仮説を立て、それをこの学校で検証する。
どんな「仮説」をもち、どのような方法で検証しているかが魂の「個性」となる。
大抵の人は、「幸福は境遇に比例する」という仮説で生きている。
ところが、
もっと何々があれば幸福になれるのに、という場合の、何々にあたるさまざまな「出来事・境遇・出会い・その他もろもろ」は……あら不思議!
この学校の教科書や教材じゃあ~りませんか!
「幸せ」という名の「答」を求めていたはずが、実は「新たな教科書・教材」を追い求めているだけだった……。
で、引用した文章へと続く。
いくら教科書・教材の数が増えても、それを使って勉強しなければ、いつまでたっても答えは出ないじゃないか!
さらに付け足すと、この学校は偏差値がとても低いので、入学の際には、一切の記憶を消される。
中途半端に転生の仕組みを知っていると「来世のため」に勉強するものが出てきてしまう。
「この世」での課題は「善(よい)とは何か?」を学ぶこと。
「いま」だけを見て勉強できるように記憶を消される。
ちなみに「あの世」で行われる試験は
「愛とは何か?」
この問題に対する答えによって、入学する「この世」での学校が決まるのだ。
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