雲 黒斎さん著の『あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
「このままでは認めてもらえない・受け入れてもらえない」という不安がもととなり、人は「演技」するようになる。
それは、自分本来の「個性(何の手も加えない、そのままの状態が一番の『個性』だよね)」を受け入れず、自分ではないモノになろうとする努力だ。
とあります。
まず、お金の多さと物質的豊かさが幸福であるとの定義が前提にあるからでしょうね。
この前提では、他人の評価がすべてになりがちです。
他人に認められないかぎり、物質的豊かさやお金を得ることはできない。
あるいは他人と競争して勝利をおさめないかぎり物質的豊かさや多くの金銭を手にすることはできない。
これらの定義に基づいて、人は演技を始めるんでしょうね。
これらの定義に基づいて、人は自分以外のものになろうとする。
しかし実は、なんの演技もしない本来の自分であっても、物質的豊かさや多くの金銭を得ることは可能である。
(もちろん演技をして自分以外のものになって物質的豊かさや多くの金銭を得ることも可能だ)
じゃあ、本来の自分になるには何をしたらいいのか?
……
答えは……、何もしない。
本来の自分であっても、他人から認めてもらえるし、受け入れてももらえる。
(さらには、思っていることを何でも口に出したり態度に出して、これが本当の自分なのだ!というのもまた演技なんでしょうね。本来の自分になるには……何もしないこと)
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