恐れを感じているとき、私たちは、一歩踏み出したいと思っても、危険が大きすぎると考えて踏み出せません。前よりも痛い目に遭うかもしれないと思いこんでいるからです。手を伸ばしたいのですが、傷つくだろうと思ってできません。感情はまるで熱いフライパンの上の冷水のように、非常に早く上下します。頭の中は悲しみの状態ほどかき乱されていないものの、やはり雑音が多く不明瞭です。イメージや思考は悲運と破壊に関するものとなります。考え、イメージすることといえば、どれほど傷つくだろうか、何を失うだろうか、どうやって自分と周囲の者を守らねばならないかといったことばかりです。
以上を、ヘイル・ドゥオスキン (著), 安藤 理 (監修), 乾 真由美 (翻訳) 『人生を変える一番シンプルな方法―世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド』 P.77より引用させていただきました。
以下に、恐れを説明する言葉を本書から抜粋してみます。
心配する 懐疑的な 懸念する
注意深い 抑圧された 冷や汗をかく
不安定な うたぐり深い 臆病
緊張した 不信感 神経質な
びくびくする 罠にはまった 気後れする
確信がない おびえる 不安な
悪い予感 傷つきやすい ふるえる
逃げたい 躊躇する 内気な
気にする 用心深い
少し時間をとって、最近恐れたことを思い出す。そしてその思い出から湧き上がってくる感情とともに数分間過ごす。
そして次の質問を自分に問う。
「この感情をできるだけ認めることはできますか?」
「それを手放せますか?」
「手放しますか?」
「いつ?」
感じてる感情を手放せると感じられるまでこれを何度か行う。