本当に完全に死んでしまうことは決してできません。
なぜなら、定義上でも「存在していない状態で存在する」ことができないからです。
以上を、ダリル・アンカ (著), 喜多見龍一 (著)『BASHAR(バシャール)2017 世界は見えた通りでは、ない バシャールが語る、夢から覚めてありありと見る、世界の「新しい地図」。』31ページより引用させていただきました。
テーブルの上にリンゴがあって、それを誰かが取り除いた時、テーブルの上にリンゴが存在しなくなりました。
しかし、リンゴ自体はどこかに存在しています。
リンゴの存在を無にすることはおそらく不可能です。
いくら粉々に砕こうともリンゴは無くなったわけではなく、形を変えて相変わらず存在しているからです。それをリンゴだとは人間が認識できないだけです。
ここに太郎と名付けた氷の塊があるとして、それが解けて水の塊になってもそれは太郎です。
そして水がいつしか乾燥して無くなっても、空気中のどこかに太郎はいます。
太郎の形が変わっただけです。
だけど人間は太郎を認識することはできません。
五感によって太郎を認識する能力はありません。
存在していない状態はまさに存在しない状態なので、そういう状態は存在しないことになります。
存在しない状態が存在してしまったらそれは存在しない状態ではありません。
存在しない状態とは完全なる無だからです。
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