いま現在、エンリケ・バリオス (著), さくら ももこ (イラスト), 石原 彰二 (翻訳)『もどってきたアミ―小さな宇宙人 (徳間文庫)』を212ページまで読書してきました。
そして限界を感じています。
この本をノンフィクションとしてとらえる限界を、です。
以前dTVで「ファーゴ」という連続の海外ドラマを観たことがある。
とても面白いドラマだった。
このドラマの一番最初に、このドラマは実話であると毎回ナレーションが流れる。
けっこう長く実話であることの説明が続く。
観ている途中で実話なのにこんな偶然ってあるんだ!って感心して観ていたし、間に入るコメディーっぽいものは演出なんだろうなと思って観ていた。
そして目出度く最終話を迎え、ネタばれ見てもなんともないので、ネットの評判を検索していると……
このドラマにおける「このドラマは実話である」につづくもっともらしいナレーションは単なる演出であったと知った。
ドラマの一番最初に流れるかなり長い「このドラマは実話である。なんとかかんとかは、なんとかかんとかで、なんとかかんとかなのです」は単なる演出で本当は実話ではなかった!
嘘だった!
最近フェイクニュースという嘘の記事を掲載しているニュースサイトが話題になっています。
その有名なフェイクニュースのサイト名がRealTrueNews(本当の真実のニュース)です。
いまそのウェブサイトにアクセスして見ましたが副題にフェイクニュースと書いてあります。おそらく最近「フェイクニュース」とタイトルの下に付け足したのでしょう。
(さすがにヤバくなってきた?)
さあ、日本には「嘘つきは泥棒の始まり」という言葉があります。
しかし世界的には、今まで述べたような嘘はそんなに厳しくは咎められないようです。
おそらく私も何度か引っかかっていると思います。
つまり、日本にはあのように正々堂々と嘘をつきまくる文化はないのです。
日本人は嘘には厳しい国民です。
そういう世界的な観点でこのアミの本を見てみると、ノンフィクションとは考えにくいというのが私の見解になってしまいます。
読み進めば進むほど内容がよりSFやファンタジーっぽくなってくるからです。
この本がフィクションなのかノンフィクションなのか、それは個人個人が自己責任で判断してください。私にはわかりません。
演出なのかユーモアなのか本当に真実なのか……
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