最初のうちは、自分を疑ってしまう、なかなか信じられないというのはわかります。けれど、「すべての人が情熱にしたがってうまくいくのに、私だけはダメだ」という考えにずっと固執しているのは、自分だけにスポットライトを当てているのと同じなのです。
これは、謙虚とは、まったく逆の姿勢です。わかりますか。
以上、本田 健 (著), ダリル・アンカ (著), 江藤ちふみ (編集), 島田真喜子 (翻訳) 『未来は、えらべる! バシャール 本田健』P.33より引用させていただきました。
(以下、バシャールの助言:「健さんだからできたんだ。でも、私は違うから」と言う人は、「自分は謙虚だ」と思っています。それは、謙虚に見えますが、実は傲慢なのです。 by バシャールの続きでもあります。)
このことを本田健さんは「選ばれし不幸者のプライドが許さない」と表現し、バシャールは「彼らはみじめであることを選択しているのです」と表現しています。
そしてバシャールはここにも、ネガティブな観念がしかけた以下のようなトリックがあると言います。
「ワクワクにしたがっても、もしかしたらうまくいかないかもしれない。だからたとえいまみじめで不幸せでも、まだ慣れ親しんでいる現状のほうがいいんじゃないの?」と。
これが、疑いを使ったトリックのひとつだそうです。
そうやって、ネガティブな観念は、嘘をあたかも本物であると信じ込ませ、古い観念の中にとどまらせるんだそうです。
こうしたトリックを外すためには、つい自分が使ってしまっている言葉に注目してくださいとバシャールは言います。
「情熱だけでは、食べていけない」「あれは、健さんだからできたんだ」「ワクワクして生きるなんて、無理に決まっている」
そう言ったり、考えたりしているときの言葉をしっかり把握することが重要だそうです。
そして、それは高次の意識(ハイヤーマインド、叡知、ハート)から出ているのではなく、ネガティブな観念にトリックをかけられて言っているのだと気づく必要があるそうです。
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