以下『Newton パラレル宇宙論』という本を参考に考えてみます。
いまでも宇宙は膨張を続けている。
その膨張スピードから逆算すると宇宙が始まった時間が分かる。
現在それは138億年前だと推定されている。
この世で一番速いとされる光でさえ、そのスピードは秒速30万キロメートルであり、宇宙誕生以来138億年で進むことができた距離は有限である。
よって「宇宙誕生以来、138億年間で光が地球に届く範囲の空間」こそが「観測可能な領域」となる。
何者も光速を越えることができないということは、光速を越えての情報伝達やなんらかの影響を及ぼすのも不可能だと言うこと。
このことから、「観測可能な領域」の外は、宇宙誕生以来、地球周囲の領域とは、物質的なやりとりはもちろんのこと”なんの影響もおよぼし合っていない”ということになる。
つまり、まったく”別の宇宙”だと言える。
……ということで
この宇宙とはまったく別の宇宙が存在する可能性を示唆されたわけですが、なるほど確かに!と納得できます。
この宇宙からはなんの影響も及ぼさないし逆にいかなる影響も受けないまったく別の宇宙が、現在という時間に、無数に存在しているかも知れない。
この宇宙のいかなるものも光の速度を超えることは出来ず、その光でさえも永久に届かない世界は(宇宙は膨張して遠ざかっているので?あるいは宇宙の大きさは無限であるから?)、この宇宙から見れば「別の宇宙」以外の何者でもありません。
いかなる観測もまったく不可能な世界は、「別の宇宙」と呼ぶしかないですね。
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