この分離から(すなわち、すべてはつながっているという考え方ではなく、物は隠したり、離したり、判断したりすることができ、しかもそれは永続することが可能だという考え方から)宗教、そしてある意味では政府という概念が創造されました。こうして人は自分を守るために、敵がいるぞと言っている人たちに力を預けてしまう繰り返しのサイクルを創り出したのです。敵が実際に存在するかしないかもまったくわからないまま、過去2万5千年の間様々な形でこれが繰り返されてきました。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.58より引用させていただきました。
2万5千年間って人生が一回きりだと思っている人には永遠に近い年月ではないでしょうか。
そのあいだ人類は戦争の歴史を繰り返してきました。そして現在も世界中で自国民の感情を安定させるために自国の外に敵を作るのは常套手段です。
最近、「ザ・シークレット」(THE SECRET [DVD])という本が流行りました。その中で、引き寄せの法則を一部の特権階級の人だけが独占して富も独占して来たかのように書いてありましたが、実はほんとうの秘密とは、「私たちには何でも可能な力がありそして完璧な存在である」、つまりすべて実はひとつなんだよ、というのが一部の権力者たちが一番隠したかった本当の秘密だったのではないかと考えています。
ほんとうは存在しない敵を創造して、それを攻撃して傷つけることは、すべてはひとつなのだから、結局は自分を攻撃しそして傷つけることでした。そういう歴史を人類はずっと続けてきたのです。
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