その「キリスト意識」が伝えていたメッセージは、簡単に言えば、人はそれぞれキリストのような意識をもっているということ、実際には、人はキリスト意識そのものであるということでした。しかし、分離のサイクルは皆さんの意識の中にあまりにも深く習慣となって根をはり、意識自体を硬直化させ、その防壁を強化していました。そのため、自分自身が実践者や指導者となる代わりに、これらのメッセージを受け入れるためには、すべての力をその個人(キリスト)に委ねて信奉者となるしかなかったのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.58より引用させていただきました。
必要なものはすべて自分に備わっていて、自分は完璧であり、自分はなんでもやりたいことができるということを知っていれば、自分以外の誰かを、信奉するということもなかったでしょう。
しかし、世の中は、その逆を目指しています。
すべては足りなく、急がないと無くなってしまうか、値段が上がってしまう。
まさに需要と供給の関係で値段が決まります。
テレビコマーシャル、映画、ドラマ、小説などなど……
つねに、あなたには”コレ”が足りません、奪って手に入れてください、買って手に入れてください、とささやきます。
人間なんてちっぽけで、できることなんて限られている。
ひとはそう教えられてきました。
しかし、実は私たちはキリスト意識そのものであった……
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