みなさんは闇――対立や葛藤、痛み、苦しみ、怖れなど――を経験することを怖れますが、実はみなさんは自分が望むだけの暗闇を経験することを、光によって許容されているのです。
それは、光は知っているからです。
「対照となる闇が存在しなければ、誰も光を光として認識できない」ということを……。
ですから、光は闇をも無条件に愛しています。つまり、みなさんが闇を無条件に愛しているときには、闇を経験する必要がなくなるのです。
なぜなら、そのときあなたは闇をも光と同じように価値あるものとして扱っているからです。これは大きなパラドックス（逆説）ですが、「闇を無条件に愛する」ことは、「情熱に従って生きる」というスキルの中に含まれているのです。
闇を怖れているからこそ、その怖れによって闇と同じ方向を向いてしまい、その結果、闇の体験をするのです。
闇をも無条件に愛してください。
そうすれば、闇は透明になり、みなさんは光を見ることも、経験することもできるのです。
以上、ダリル・アンカ (著), 大空 夢湧子 (翻訳) 『BASHAR（バシャール） 2006 バシャールが語る魂のブループリント
私たちの本質が無条件の愛であるなら、闇を憎むというのは、論理的にありえません。
無条件の愛だからこそ、闇をも無条件に愛するのです。
闇を憎むと、困難が生まれ、最悪の場合には戦争と言う最悪の結果を招きます。
しかし、だからと言って、闇を経験するのを光から許されているからと言って、わざわざ自分から闇に飛び込むのもおかしい気がします。だって闇を知っているのにそこに飛び込むのはワクワクすることではないからです。
もうすでにそうであるものと、これからそうしようとするのとでは、大きな違いがあると思うのです。
もしこの世に神がいるのなら、なぜ悪を放っておくの？と人は言いますが、それは神は無条件の愛だからです。悪が許容されているからです。
もし悪が許容されていなければ、神は全知全能ですから、悪い行いをしようとする前に、この世から消されるでしょう。いやそもそも悪をひとかけらも持っていない人間など居ませんから、この世に人間が生まれることもないでしょう。
となると 悪が許されない世界＝人間のいない世界 そう言えるのかもしれません。
もし私たちに前世があって何度も生まれ変わりを繰り返しているとすると、今までに私たちは、何度も人を殺し、あるいは逆に何度も殺されてきたのでしょう。
人類は、そうやって長い年月をかけて闇を経験してきたからこそ、こうやっていま、本当の愛を知り、そして実践できる時代になったのではないでしょうか。
さて、以上自分の考えも交えて述べてみましたが、この「無条件に闇を愛する」という概念の取り扱い方には充分注意して、自己責任で自分の人生に応用してくださるようお願い致します。
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