あなたが観察しているものすべては、あなた方の先入観念の上に成り立っているということです。
子供の時から私達の中にはそれが深く滲み込んでいます。
何千年にもわたって、あなた達にはそういった先入観念が社会全体の集団意識の中に組み込まれています。
つまり、「真実に直面するよりは、恐れていたほうが楽だ」とあなた方は信じているわけです。その先入観念を変えれば、あなた達がどういうものを見ているかにかかわらず、あなたが今見ているものは変わります。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)』P.47より引用させていただきました。
さて、先入観念を広辞苑で調べてみます。
先入と観念に分けないといけないようなので、先入観で調べてみますと
せんにゅう‐かん【先入観】
初めに知ったことによって作り上げられた固定的な観念や見解。それが自由な思考を妨げる場合にいう。先入見。先入主。「―にとらわれない」
となります。
この先入観念とただの観念はどうちがうのでしょう?
観念というものは学習によって植え付けられるものと仮定すると、観念はすべて先入観念だと言えそうです。
しかし、観念とは自分でゼロから作り上げることが可能だと仮定すると、観念にはふつうの観念と先入観念があるように思えます。
しかも社会全体の集合意識の中に、そして何千年にも渡って先入観念が存在しているとなると、かなり手ごわそうです。
先入観念を変えると見えるものが変わるとバシャールは言います。
確かにそうでしょう。
先入観念が変われば当然見方が変わります。
見方が変われば、感情が変わります。
感情が変われば行動が変わります。
行動が変われば現実が変わります。
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