魂が物理次元へ現れたのは、皆さんの時間で2万5千年よりもっともっと以前のことでした。始めの頃、人々は魂が「知恵」の部分とつながっていることに気づいていました。その後、地球上で様々な現実が創り出されました。地上の楽園または天国と呼べるものを実現化できるエネルギーや物質のコントロールが盛んに行われたのもこの頃です。
しかし、内なる自己を見失ってしまうほど繰り返しのサイクルが進んでしまうと、人々は、環境や周りの人々を自分の思い通りにできなければ元の状態に戻れないと思い込み始めました。お互いのつながりが感じられなくなり、もう実際につながってはいないのだと思い込みようになりました。自己の内に存在する自然なつながりを感じられなくなったために、代わりに、環境と周りにいる人を支配すればそのつながりを永続できると思い込んだのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.57より引用させていただきました。
その始めつながっていたという「知恵」とはどのようなものなのでしょう?
知恵は5つの波動レベルで、存在のつぎに位置します。
存在 → 知恵 → 観念 → 感情 → 知性
次元のレベルは、存在(高次) → 知性(低次) となっております。
これから考えるに、知恵とは第六感とか直感に相当するのかなと思います。
ここでいう様々な現実とは、具体的には何を言うのでしょう?
輪廻転生のサイクルも含む地球全体のシステムのことでしょうか?
いわゆる現実世界、死んでから暮らす世界、鉱物界、植物界、動物界、精霊界などなど、でしょうか?あるいは、天国とか地獄も入るのでしょうか?
輪廻転生を繰り返せば繰り返すほど、高次の意識とのつながりを忘れることになったようです。
それほど物質世界に魅力を感じたということですね。
つながりが感じられなくなったから、他を支配しようと考え始めた?
すべてがひとつであると感じられないから、他をコントロールしようとした?
そのへんの心理がよくわかりません。
他を支配下に置いたからと言ってより高次の意識に繋がれるとは思えません。
ただ、自分はつながっていない、分離されている、と考えると自分の生存に対して不安を感じ、その不安を解消するために他人や外部の環境を支配したいと考えるのはあり得ると思います。
大いなるすべてから分離しているという思いからは、孤独、不安、寂しさ、怖れが生まれ、その感情を解消するには、他を支配・コントロールし、さらに物質的なものをできるだけ所有し、そうすうことによって安心を得ようとするでしょう。
コメント