目的という概念は存在の中で創られたわけです。すなわち、目的という概念ができる以前からあったものは、別に目的がなくても存在し続けることができるというわけです。 by バシャールと宇宙連合

気がついてほしいのは、ここでは目的が必ずしも必要ではないことです。皆さんは以前とか以後という言葉を使いますが、目的という概念が創られた以前にも存在は存在していました。目的という概念は存在の中で創られたわけです。すなわち、目的という概念ができる以前からあったものは、別に目的がなくても存在し続けることができるというわけです。

以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.20より引用させていただきました。

ここで言っているのは、存在がなんの目的で存在しているのか?ということですよね。
すでに存在しているものに対してその目的を問うてもあまり意味がありません。

ちなみに目的を広辞苑で引くと

「1.成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。「―をとげる」
2.〔哲〕意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの。」

とあります。

目的というのは基本的に、これこれこういう目的でなになにをした、あるいはするという、「成し遂げようと目指す事柄」 に当たると思うのですが、その場合、存在はもうすでに存在しているので、成し遂げられてしまっているのです。だから目的にはなれないのです。存在に目的はないのです。

これは、「私たちは何のために生まれてきたの?」の答えにも使えると思います。
すでにこの世に生まれてきているのに、その目的を問うてもあまり意味がないのです。
この世に生まれたことによってもう生まれた目的は完結しているのです。
生れた目的が意味を持つのは、生まれる前なのでしょう。

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