怒りを感じているとき、私たちは、他人を傷つけ、殴りかかりたいとさえ思いますが、それを躊躇する気持ちもあります。行動に移すこともあれば移さないこともあります。頭の中は渇望の状態ほどかき乱されていませんが、やはり雑音が多く頑固で、何かに取り付かれています。イメージするのは破壊について、そして他人に対してこれから起こそうとしている行動についてです。仕返しをすること、いかに他人に代償を払わせるかを考えています。とる行動はたいてい自分や周囲の人々にとって破壊的です。
以上を、ヘイル・ドゥオスキン (著), 安藤 理 (監修), 乾 真由美 (翻訳) 『人生を変える一番シンプルな方法―世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド』 P.83-84より引用させていただきました。
以下本書より怒りを説明する言葉を抜粋してみます。
しゃくにさわる 残酷な 無礼な
攻撃的な 憎しみ いらいらする
敵意 爆発寸前の 理屈っぽい
いらだち かんかんに怒った 意地の悪い
くよくよする 嫉妬する 辛辣な
激怒した 反抗的な 悶々とする
挑戦的な 卑劣な 頑固な
殺意のある 復讐心に燃えた 破壊的な
むかつく 短気な 悪意のある
厚かましい 残忍な 意地悪な
欲求不満な 自分勝手な 頭に来た
最近怒りを感じたときのことを、少し時間をとって、思い出してみる。
どんな感情がわき上がっても、それとただ一緒にいる時間を数分とる。
「この感情をできるだけ認めることはできますか?」
「それを手放せますか?」
「手放しますか?」
「いつ?」
今感じている感情、またはすべてを手放せると感じられるまで、この自分への質問を繰り返す。