ある問題を変えたいと思う気持ちにこだわり、焦点を当てると、問題を意識する気持ちが問題を存続させることになるのです。変えるため、抵抗するために、問題を意識に持ち続けることになるからです。
以上を、ヘイル・ドゥオスキン (著), 安藤 理 (監修), 乾 真由美 (翻訳) 『人生を変える一番シンプルな方法―世界のリーダーたちが実践するセドナメソッド』 P.116より引用させていただきました。
これは例えばこう言うことなんでしょうね。
お金がないのが問題だとすると、お金がないからなんとかしなくちゃ!と常に思っている。
そう思っている心の状態は当然あまり気分の良いものではない。
行動は消極的になるだろうし、目の前に転がっているかも知れないチャンスにも気づくことができない。
第一、気分が悪い人の所へは人は集まってきません。
こうやって、お金がないという問題にだけ焦点を当て続けても、その問題は一向に解決しない。
逆に、お金を得るチャンスさえも逃しているかも知れない。
こうして、問題が存続していく。