エゴは、苦しみに喜びを覚えるからです。エゴは状況や人にリアクションすることと、そこから生じる軋轢(あつれき)をとおして、肥大化しているのです。
以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.209より引用させていただきました。
以下ここまでをまとめてみます。
思考が自分を不幸にしていることに気づくと、思考との一体化から脱却できる。
「わたしの物語」をつくり、他人や物事を「悪者」にし、自分を「正しい人」にすることによって、自分が不完全な人間であると再確認できる。
「正しい人」になることにより、自分が優越なポジションにいる錯覚に陥り、エゴを増大させていく。
エゴは自分のなわばり確保のため「敵」を必要とする。
思考による習慣化したレッテル貼りとかたくなな感情により、他人と人生の出来事に対して独自のリアクションをする関係を構築してしまう。それが苦しみになり得る。
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