人間は自らの牢獄を愛しているのです。なぜでしょうか?その理由は、ドグマは人間に一種の安心感と、「わたしは知っている」という偽りの感覚を与えるからです。 : エックハルト・トール

人間は自らの牢獄を愛しているのです。なぜでしょうか?その理由は、ドグマは人間に一種の安心感と、「わたしは知っている」という偽りの感覚を与えるからです。

以上、エックハルト・トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.41より引用させていただきました。

ドグマ(教理)は、言葉によって真実を言い表すことができるという誤解から生まれたものに過ぎないとエックハルト・トールは言います。

そして、ドグマとは集合的な観念の牢獄だとも言います。

これはおそらく私たちは当たり前過ぎて、ドグマをドグマだと認識していないんでしょうね。
言葉によって真実を言い表すことが可能だと思っているから、ドグマを信じてしまう。

そしてなんだかすべてを知った気になっている。

さらに、ドグマはつねに別のドグマに取って代わられるという交代劇を繰り返すとのこと。

ひとつの偽りの真実性が壊れたとき、別の偽りを持ってきて、時間を稼ぐのですね。

2013.5.17追記

これ、わかるなあ。

人間はネガティブなものも好きなんでしょうね。

分離したり、否定したり、制限するのも、好きなんでしょうね。

だから歴史においても、世の中からネガティブな物事もなくならなかった……。

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