物質や現実的できごとをつくり、そのできごとをきっかけに肉体から生まれた「感情エネルギー」をあなたという「空」意識がしっかりと気づき受けとめなければ、その感情は流されず、成仏できず、光に戻れず、肉体内部にブロックされたまま放置されてしまいます。これが心の傷と呼ばれるものです。
以上、Mana (著) 『空(くう) 舞い降りた神秘の暗号』P.62より引用させていただきました。
以下簡単にまとめてみると……
そもそも「空」が感情のすべてを知りたくて肉体をつくった。
欲求が現実化されていく様子をみたいというのが「空」の本能ではあったが、そこには「感情」を味わいたいという本能も強く含まれていた。
人間の肉体の中で味わうさまざまな感情やフィーリングこそ、「空」が求めていたものだった。
「空」の欲求によって現実化したものは、味わって受け取ってしまえば、「空」はそれにたいする興味を失い、光の粒子にもどり消えてしまう。
しかし、完全に味わって受け取ることができなかったとき、それは心の傷となって残る。
このような感情エネルギーのブロックを肉体は浮上させて溶かそうとするが、それを無視してしまうと、さらに強い形で湧きあがってくるようになる。
この古い感情体験が終わらない限り、新しい意図も願う現実も創造できないことになる。
正直な感情反応を知りたいと思って現実をつくったのだから、その結果を受け入れて感情を知ることが必要。
……だそうです。
「空」は創りたくてそれを創ったのに、いざ創ってしまうと、それを受け入れないことがあるようですね。
不思議です。
それから得られる感情を肉体をつかって味わいたくて、それを創ったのに、創りっぱなしで味わおうとしない。
食べたくて料理を注文したのに、いざテーブルの前に置かれると、なんだか食べたくない。
それで、その料理を食べかけて残してしまう。
でも、このレストランでは、残したものを片づけてはくれない。
で、その料理を横にどけるのだけれど、また目の前にもどされる。しかも量が増えている!
このレストランのすべての料理を味わうと決めたのだから、いずれその料理は食べなくてはならない。
でも、今は別の料理が食べたい。でも、その目の前の料理を完全に食べないと次の料理にはいけないのだ……。
みたいな感じでしょうか。
完全に食べなければ、何時までたってもテーブルの上には、その食べ残しが残っているし、誰もその皿をさげてはくれない。しかもテーブルは1名分のスペースしかないのだ。
コメント