特殊相対性理論は、科学者たちの「光をめぐる論争」から生まれた? : 『みるみる理解できる相対性理論』より

以下、佐藤勝彦 監修『みるみる理解できる相対性理論―特殊相対論も一般相対論も実はむずかしくなかった! (ニュートンムック)』P.22-33を参考にさせていただきました。

それまで光は波と考えられていた。
でも波にはそれを伝える媒質が必要だった。
それで当時の科学者は、未発見の光を伝える媒質を「エーテル」と名付けた。

地球はそのエーテルの中を動いていると考えた。
そのエーテルの中で動いている地球の上で角度を変えて光の速さを計れば、エーテルの風の分だけ光の速度が変化すると考えた。

この実験を、マイケルソンとモーリーの実験という。
エーテルの風の存在を確認する実験だった。

しかし実験の結果、エーテルの風の影響は確認されず、アインシュタインはエーテルの存在を否定することになる。

結論を言うと

光は媒質を必要としないのだった。

余談

ロープの両端を二人で握って揺らしたとき、ロープの揺れが波であり、ロープが媒質。
音波の媒質は空気で、水面波の媒質は水。

MIL49013

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