自分が体験する物理的な現象というのは、あなたが何を信じるかによって決まります。というのは、物理的な現実というのは幻想だからです。あなたが信じていることが創り出した幻想なのです。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)』P.20より引用させていただきました。
物理的な現実はあなたが信じていることが創り出した幻想だそうです。
つまり信じることは創り出すこと、信じることは現実という幻想を創ることだと言えます。
この現実が幻想?
ほとんどの人はそれこそまず”信じる”ことは出来ないでしょう。
私も出来ません。(幻想だと信じることが出来ないから現実は現実のままでいられる……じゃあ現実を幻想だと信じることが出来たら何が起こるのだろう?)
でも、それはある意味仕方のないことでしょう。
私は夢の中で、ひょっとしてこれは夢かもしれないと気がつく瞬間が幾度となくありましたが、夢かもしれないと思いながらも、思い切ったことを何も出来なかった自分がいました。
どこかで、もしこれが夢ではなく現実だったら?と怖れていました。
夢の中にいるうちは、夢の世界が現実でした。
……と、いま気がついたのですが
この物理的な現実という幻想を幻想だと信じていないからこの物理的な現実は現実なのですよね。つまりこの物理的な現実を幻想だと信じることが出来たなら、そのときこの物理的な現実は本当に幻想になる。
幻想じゃないと信じているから物理的な現実だが、幻想だと信じたとき、物理的な現実は幻想になる。夢の中で夢だと気づく。
この物理的な現実が幻想だと気づいたとしても、この物理的な現実から抜け出せるわけではない。この物理的な現実と言う幻想から覚めるには……。
夢の中で夢だと気づいているのと、実際に夢から覚めるのとではかなり違う。
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