ヒーリングとは許すことです。
許すことによって起きてきます。
何かをさせようとしたり、無理に押しつけたり、試みようとしたりするところから起きるのではありません。
ただ起きるのを許すことからヒーリングが起きるのです。
以上、バシャール(チャネル:ダリル・アンカ) (著), 関野直行 (翻訳)『BASHAR GOLD(バシャール ゴールド)』P.114-115より引用させていただきました。
「ただ起きるのを許す」
この言葉だけを取り出して目にしてしまうと、じゃあ人間は何もしなくていいのか!
それじゃあ進歩も何もないじゃないか!なんて考えてしまうかもしれません。
それも一理あるとは思いますが、実は人間ってけっこうやらなくてもいいことをやっていて、それで人生の効率を落としているってあるなって、私はこの言葉から気がつきます。
たとえばマスコミ報道やテレビコマーシャル。
わたしはこれらにかなり反応していました。
これらに反応して、その感情をポジティブに実生活に活かせるのならそれに越したことはないのですが、わたしの場合、ネガティブに捉えて、怒りや絶望感を抱いたり、被害者意識に陥ったりしました。
その結果、何かいいことがあったでしょうか?わたしに。
いいえ、何も良いことはありませんでした。
そんな悪い世の中を自分が変えたい!と思ったり、自分の正しいと思っていることをブログで発信して他人へ押し付けようとしたり、 しましたが、うまくいきませんでした。
それどころか、他人との関係や外の世界との関係はより悪化していきました。
そのときわたしの内部で何が起こっていたかと言うと、変わろうとしない他者に対する怒りであり、他者を変えることの出来ない自分の無力さに対する絶望感が沸き起こっていました。そしてそれらは最終的には自分に対する罪悪感へと変わっていきます。
さて、愛の反対語はなんであると、バシャールは言っているでしょう?
愛の反対語は罪悪感です。
そうなんです。
マスコミ報道やテレビコマーシャルに反応していた私は、本当の自分(無条件の愛)とはまったく正反対のもの罪悪感に囚われた自分になっていったのです。
このようなとき、バシャールの言うように「ただ起きるのを許す」ことをしていたら、結果は違っていたと思うのです。
さて、現在の私ですが、マスコミ報道やテレビコマーシャルに関して「ただ起きるのを許す」ようにしています。まだ完璧とはいえませんが、以前よりは、心は穏やかだといえるでしょう。
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