権力を手に入れるためにはたらき、苦しんでいるひとやこまっているひとに対してなにもしないのは、土台となる基礎を築かずに建物を建てるようなもの:『もどってきたアミ―小さな宇宙人』をバシャール的に読む

権力を手に入れるためにはたらき、苦しんでいるひとやこまっているひとに対してなにもしないのは、土台となる基礎を築かずに建物を建てるようなものだ。

以上を、エンリケ・バリオス (著), さくら ももこ (イラスト), 石原 彰二 (翻訳)『もどってきたアミ―小さな宇宙人 (徳間文庫)』143ページより引用させていただきました。

苦しんでいる人や困っている人に手を差し伸べるのは人として当たり前のこと。

このことに異存のある人はまずいないと思います。

であるのにも関わらずそのように義に生きる人にあまり陽が当たることはありません。

なので世間は薄情に見えてしまう。

世間で陽が当たるのは、競争に勝って一位になった人とか権力を持っている人のふるまいです。

面白いですね。

もし世間が苦しんでいる人や困っている人に手を差し伸べる人に陽を当てるようになり、そういう人達に地位と名誉が与えられるように経済的にも潤うようになれば、そういう人達を目指す人が多くなるでしょうね。

でもそうなると、自分の利益のために苦しんでいる人や困っている人に手を差し伸べることになり、偽善となってしまいます。(ただしこの場合も利益以上のものを与えれば偽善とはならないのでしょう)

だとすると陽が当たらない今のままが一番いいことになります。

面白いものです。

 

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