公正と統一を実現できないかぎり、平和は手に入らない。富んだ国と貧しい国があるあいだは平和はありえない。たったひとつでも国境があるあいだは、そして、宗教にちがいがあるあいだは平和にはならない。
以上を、エンリケ・バリオス (著), さくら ももこ (イラスト), 石原 彰二 (翻訳)『もどってきたアミ―小さな宇宙人 (徳間文庫)』142-143ページより引用させていただきました。
とは言うものの、平和を戦争や争いのない状態と定義するなら、それはいますぐにでも実現できる。
平和を実現するためには、戦争や争いごとをしなければよい、ただそれだけだ。
それを「する」ことによって実現するのではなく「しない」ことによって実現するのだから本来もっとも簡単なことのはずだ。
だってそれを「しない」んだから。
もし神さまが地球にやって来て、「他人を傷つけるようないかなる行為も禁止する。それに違反した場合は例外なく死刑にする。」と宣言しそれを実行するなら、瞬く間に世界は平和だろう。
それを「しない」ことによって世界平和は実現できる。
そう考えるとどうやら人類というのは「そうせざるを得ない何か」をみんなが持っていることになる。
富んだ国と貧しい国があるから人類は「そうせざるを得ない」
世界に国境というものがあるから人類は「そうせざるを得ない」
世界に宗教の違いがあるから人類は「そうせざるを得ない」
この「人類」というキーワードを「トランプ大統領」に置き換えるとさらに理解が深まるかも知れない。
他人を傷つけるようなことを何もしなければ世界は平和になる。
それは真理だろう。
コメント