バシャールは言います。人生の基本的な目的とは「自分自身を、充分に生きる」ということ。

バシャールのペーパーバック1の70~71ページには以下の様にあります。

たくさんの人が自分の人生の目的を探しているといいます。みなさんの人生の基本的な目的というのは非常に簡単に理解できます。
今まで何回か生まれ変わっているかも知れません。でも、今回の人生は今回だけです。今回の人生の目的、基本的な目的というのは「自分自身を、充分に生きる」ということです。今回のあなたは、今までもありませんでしたし、これからもありません。今回は今だけです。
百パーセント自分になるということは次のようなことです。
インテグリィティーをもって、つまり統一性を持って自分が一番興奮することをやることです。

人生に目的なんかない!という考え方もありますね。
あるいはバシャール的に、もうすでに存在しているものは目的を必要としないと考えることも可能でしょう。

しかし人間は常に意味とか目的とかを求めてしまう動物です。
だからこそ人間だとも言えます。

やはり私もずっと人生の目的を求めてきました。
いまだって「人生の目的」という言葉には強く反応してしまいます。

私は人生に目的などなく、あえて挙げるなら毎瞬毎瞬生き生きと生きることが人生の目的だと思っています。

この考えは、引用した部分でバシャールが言っている「自分自身を、充分に生きる」と同じです。

あるいはこれは逆に、充分に生きることが目的であるのなら、それは目的が存在しないことと同義ではないのか?と言う気もします。

言葉の捉えようによっては、生きる目的は生きること、となるからです。
つまり「自分自身を、充分に生きる」のが人生の目的であるのなら、あえて人生に目的を設定する必然性がないように思います。

というのは、自分自身を充分に生きないのは、人間だけだからです。

他の生き物はすべて言われなくても自分自身を充分に生きています。

充分に生きるのは命を持ったものとして当たり前の生き方です。
充分に生きるのを前提に命は生まれてくるからです。

百パーセント自分になるとは、私の言葉で言えば、誰にも迷惑をかけず、自分も他人も傷つけず、自分が一番やりたいことをやる、です。

それは自然に生きるということです。
当たり前に生きるということです。
命を充分に生きるということです。

この記事は、以下の本を参考にしています。

バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)

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