「知恵」は、完全な意識から生まれた非物理的な産物です。「知恵」の下には「観念」、その下には「感情」、そして「知性または思考」がきます。ですから、この中では、最後の3つが物理的現実という幻想を創造するために使われていることになります。
以上を、バシャールと宇宙連合 (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.26より引用させていただきました。
5つの波動レベル
存在 → 知恵 → 観念 → 感情 → 知性
において、存在と知恵は非物理的な波動レベルで、観念と感情と知性が物理的な波動レベル。
そして「性格」(人格、パーソナリティ)は、観念と感情と知性の3つの波動レベルからなる。
ここで驚きべくことが、波動レベルの順番だ。
この順番は、左側に行くほど高次元になっている。
なんと、知性または思考が、一番低次元なのだ。
言い方を変えれば、存在=大いなる全て=神だとすれば、知性または思考が一番神から離れていることになる。
一瞬そんな馬鹿な!と思うが、確かに我々人類が一番神から離れているのは事実だ。
宇宙の法則や自然界の法則からはみ出している生き物は私達だけだ。
さらには、感情の方が知性より波動レベルが高いということ。
おそらくこの感情というのは、直感に近いものだと思われる。
引用した文章の後には以下のように続く
「皆さんの『知っている状態にある自己、大いなる自己、または非物理次元の自己』は、常に物理次元における性格の中で探求している様々な考え方をすべて完全に認識していることに気がついてください」(同書P.26)
……ということで
存在のすぐ下の波動レベルである「知恵」の波動レベルにある意識のことを大いなる自己、すなわちハイアーセルフと言うようだ。
となると、夜見る夢というのは、自分のハイアーセルフが非物理次元で体験したことを、物理次元の性格(パーソナリティ)が解釈したものとなりそうだ。
いずれにしても、夜夢を見ている状態は、ハイアーセルフの波動レベルになっているということだろうから、夢はとても貴重な体験ということになる。
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