雲 黒斎さん著の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
ほとんどの人間はフィクション(現実ではないもの、虚構、絵空事、作り話など、創作・捏造されたものや想像上のもの)を「現実」だと勘違いしたまま生きているからね。
その勘違いが、人生における不自由さや窮屈さ、また、苦しみを生んでいるんだ。
とあります。
これは、別にスピリチュアル云々を抜きにして、本当にそう思います。
人の本当の心なんて、他人がわかるはずがありません。
だって、自分だって、自分の本当の心はわかりません。
自分で自分に嘘をつくし、自分の中にある無意識の部分は、自分で知りようがありません。
自分の知らない部分がたくさんあります。
世にあるほとんどの「何々は何々である」は、「何々は何々であると思う」に変換されるでしょう。
世で言われていることのほとんどは、その人の主観に過ぎません。
人間のほとんどの言動には、「何々だと思う」の「と思う」が省略されています。
「何々は何々である」とハッキリ言える人はいないでしょう。
だって、本当は、人生に答えなんてないから。
あるいは、すべては正しいのだから。
誰かが、それを正しいと言えば、それは正しいのです。
その人の世界では、それが正解です。
それは誰も否定できません。
だって、その人の世界での話ですから。
しかし、それでは世の中回っていきませんから、常識やら、ルールやら、空気やら、法律やらが必要になってきます。何が正しいのかを決めなくては先に進めません。
さて次にスピリチュアルに考えてみます。
バシャールは現実は夢だと言いました。幻想だと言いました。
人間が物事を中立に見ていないということは、物事の真実を見ていないことであり、その意味では皆が幻想の中、夢の中で生きていると言えるでしょう。
さらに言えば、唯一のリアルは「無条件の愛」なので、それ以外は幻想だとも言えるでしょう。
……とまあ書いてきたのですが、私の書いてきたことが、まったく的外れの可能性もあります。この本の読書はまだ途中だからです。
さらに私自身がその幻想、フィクションの真っただ中にいるからです。
もっと あの世に聞いた、この世の仕組み
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