映画『マトリックス』のようなこの現実で、エージェント・スミスが仕掛けている洗脳とは? : 雲 黒斎著『あの世に聞いた、この世の仕組み』kindle版をバシャール的に読む

雲 黒斎さん著の『あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に、

「おまえが幸せを感じられないのは、ただ、自分が幸せであることを認めていないだけだ。幸せから、目を背けているだけだ。ほら、自分が幸せであることを、素直に認めてごらん。」

とある。

守護霊のこの言葉に、著者は自分が幸せであることを素直に認めようとするが……

……『マトリックス』のエージェント・スミスが、「自分がいかに幸せでないか」という理由を探し出し、自分の不幸を継続させようと必死になる。

この幸せでない理由を探す自分が、エージェント・スミスであり、エゴ(自我)であるとのこと。

ちなみにエックハルト・トールにもこんな言葉があります。

エゴは、苦しみに喜びを覚えるからです。エゴは状況や人にリアクションすることと、そこから生じる軋轢(あつれき)をとおして、肥大化しているのです。 : エックハルト・トール

思考の産物であるエゴは、自分が不完全で不安定だと感じています。これこそ、恐れと欲望が、エゴにとって主な感情であり、活動の原動力である理由です。 : エックハルト・トール

エゴはいつも、物事や人と衝突している必要があります。これが、平和や喜びや愛を求めていながら、実際にそれがやって来ると、長くは耐えられない理由なのです。 : エックハルト・トール

習慣性になっているリアクション的な「ノー」は、エゴを強化します。一方、「イエス」はエゴを弱めます。エゴは、「手放すこと」「放下(ほうげ)」に耐えられないのです。 : エックハルト・トール

一方でバシャールには、こんな言葉があります。

エゴの目的は、皆さんがフォーカスすることを決めた物理的現実世界にそのフォーカスを維持させることです。 by バシャールと宇宙連合

エゴの自然な仕事のひとつは、自分でこうなりたいと思っているみなさんの性格を保ち続けることです。by バシャール

エゴは、いろいろなものを分けるように、引き離すように働き、自分の中でひとつにしようとしないで、外のものを一生懸命動かすことによってそれを証明しようとする。簡単に定義づけてしまうと、否定的なエゴ=パニック。 : バシャールの学校

最後に、いま一度、『マトリックス』のエージェント・スミスが仕掛けた洗脳を復習してみよう!

「幸せは、どこかの選ばれし者だけに訪れる特別なもの。
幸せは、たくさんの努力を通してしか得られない特別なもの。

(中略)

『夢が叶えば、君は幸せになれるよ。さぁ、だから頑張るんだ。条件が満たされないかぎり、君に幸せはない』」

幸せになるための「条件」を探し続けても、その「条件」は決して見つからず、目の前にあるのは、「夢が叶わない苦しみ」と「幸せになれない理由」だけ、とのこと。

……ということで

幸せについて、私たちは、がっしりと洗脳されているようですね。
そして、それについて、なんの疑問も覚えていませんでした。

心は常に満たされていませんでした。
幸せになるための手段と思われるものを、いくら手にしても、どこか心は虚しいだけでした。


あの世に聞いた、この世の仕組み

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