本来、意識というものは、前世も含めてたくさんの人生、たくさんの人格を持っています。
ある見方をすれば、人生がひとつ終わっても次があり、また次があります。
また別な見方をすれば、時間というのも幻想ですから、すべての人生は「今」起きている、ともいえます。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック4―ワクワクこそが、ひとを深くいやす力がある (VOICE新書)』P.6-7より引用させていただきました。
今朝見ていた夢の中の自分は、過去の夜に見た夢のことはすっかり忘れている。
でも、それでも、今朝の夢の世界に何の不都合もおかしなところもなかった。
今朝の夢の自分とそれ以外の夜の自分、それらの人生は夢ごとに違っていたに違いない。
夢の中にいるうちは、それぞれの夢ごとにそれぞれの自分がいて、それぞれの人生があったに違いない。
目を覚ましている自分というのはたった一人だが、夢を見るごとに、たくさんの人生、たくさんの人格があったのかもしれない。
夢は夜が明けたらその夜の夢は終わってしまうが、また次の夜の夢がある。
夜ごと自分は別の人生を生きるが目を覚ました時、一人の自分がいる。
さらに夜ごとの夢に時間的順番は存在せず、どんな順番であろうと、続いた夢の時以外、自由だ。
そういう意味では、夢は同時に起こっていたとしてもなんの不都合もない。他の夜の夢とは完全に独立しているからだ。