バシャールの言うポジティブさとは

たとえば、私があなたを鎖で床に縛りつけ、動けなくしたとしたら(中略)

自分に起こっていることを受け入れないと、鎖の存在さえ否定してしまうことになり、あなたは鎖をほどく方法を見つけだすこと、つまり、解決を生みだす方向へ進むことができません。
つまり、誰かに鎖で縛られるような状況に自分の身を置いてしまったんだなと、その現実を受け入れて初めて、そこから脱出する方法をつくりだすことを、考えていくことができるのです。

以上、ダリル・アンカ (著), 大空 夢湧子 (翻訳) 『バシャール2006―バシャールが語る魂のブループリント』P.80-81より引用させていただきました。

ポジティブであることが如何に良いかと分かっていても、自分が鎖で床に縛りつけられている事実を完全に無視してのポジティブさなら、それは無謀なポジティブさかもしれません。

でも、可能性の点から考えると、この状況で、ポジティブである方がネガティブであるより、鎖から解き放たれる可能性は高いかもしれません。あるいは、その逆の可能性もあります。それはきっとその状況によるでしょう。

より確実なのはやはり、現状を分析し経験と照らし合わせかつポジティブに対処して行った場合、鎖から解き放たれる確率は、かなり上がるのではないでしょうか。

このようにバシャールはポジティブであることの大切さを説きながらも、決してそのネガティブだと思われる状況を否定しません。

それどころか、まずそのネガティブな状況を認める(肯定する)ところからスタートするのです。

それが、バシャールの言うポジティブさなのです。

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