過去の嫌な記憶を書き換える方法 : 『心を上手に透視する方法』をバシャール的に読む
強烈な印象のフィクションは、私たちの思考にとって実際の体験と同じくらい意味がある。それを知っていると、人によっては大きな意味を持つ。というのも、そのことを知っていれば、自分自身の過去を変えられるからだ。
以上、トルステン・ハーフェナー (著), 福原美穂子 (翻訳) 『心を上手に透視する方法』P.258より引用させていただきました。
そもそも記憶自体がかなり曖昧なもののようだ。
子どものころの思い出は無意識のうちに改変されているとのこと。
幼少期の体験に関する記憶の実験では、合成写真を見せられたとき、乗ったことがないはずの熱気球について20名中7名の記憶が曖昧だったそうだ。
人間の思考は現実と夢の区別をしないので、具体的な体験と完全なフィクションの体験とを区別しない。
関係があるのは記憶の強度だけ。
だから、嫌な記憶をフィクションの鮮烈で良い記憶で書き変えることが可能なのだとのこと。
コメント