自分の中を統合して現実がよくなることの罠 : 『なつかしいハーモニーの惑星へ』をバシャール的に読む

私たちが自分の中を統合して、波動が上がると、現実がよくなっていくのは自然なことなんです。
でも現実がよくなることを目的にしていると、意識は外に向いたまま、上がらなくなってしまう。
この制限の磁場から出ていく角度ではないですね。

以上、関野 あやこ (著), 笠井 裕子 (編集), 佐藤 カスミ (編集), 大湯 由里子 (編集) 『なつかしいハーモニーの惑星へ』P.250より引用させていただきました。

これ、面白いですよね。

ただ波動を上げたくて、もとの自分に戻ろうとして統合したのに、統合したら現実がうまくまわりだす。そうすると、そっちの外の現実のほうに意識がいってしまう。

そうなると、ふたたび自分と分離し、複雑さも生み出してしまう。
そして外の現実にまた一喜一憂するようになる。

こうして今までの地球の生き方、出てくるバイブレーションを体験する生き方に戻ってしまう罠……。

そうではなく、ただ現実をひたすらフラットに見て、出てくるものを手放していく。
それを続けていくだけ。

「現実をよくするために統合」「現実に意識を向けたままの統合」では停止してしまう。
外の現実が意味のあることだと思っていると、そこで止まってしまう。
そうあやこさんは言っています。

……ということで、またパラドックスが出てきましたね。逆説です。現実をよくしようとすればするほど現実はよくならない。逆に現実を気にしないようにすると、その結果として現実はよくなっていくそういうパターン。

まさに、勝とうと思う人は逆に負けて、勝とうと思わない人が逆に勝つ、そんな世界ですね。

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