以下、和田純夫 監修『みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)』P.122-123を参考にさせていただきました。
波と粒子の二面性
電子などミクロな物質や光子は、波の性質と粒子の性質を合わせもつ。
状態の共存
電子などミクロな物質や光子は一つで、複数の状態を同時に取ることができる。
一つのものが同時刻に複数の場所に存在できる。
光子
光エネルギーの最小単位。
エネルギーのかたまり一つずつを「粒子」とみなした呼び方。
物質波(ド・ブロイ波)
電子のような物質粒子も波の性質をもつと考えた。
質量が大きいほど、波の性質は目立たなくなる。
電子の二重スリット実験
電子が波の性質をもつことを示す実験。
トンネル効果
電子などミクロな粒子は、通り抜けられないはずの壁をすり抜ける。
これは粒子が波の性質をもつので起る現象だ。
コペンハーゲン解釈
電子の波の確率解釈と波の収縮を認める解釈。
多世界解釈
量子論の性質をパラレルワールドの存在を仮定することによって説明する解釈。
不確定性関係
電子や光子などは、位置と運動量を同時に正確に決めることができない。
エネルギーと時間も同時に正確に決めることができない。
真空からの粒子の生成・消滅
エネルギーと時間の不確定性関係から、真空もエネルギーをもつことができ、真空のエネルギーはゆらいでいることがわかる。
このエネルギーが物質粒子の質量に転化し、真空で電子などの素粒子が生まれては消えている。
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