以下、佐藤勝彦 監修『みるみる理解できる相対性理論―特殊相対論も一般相対論も実はむずかしくなかった! (ニュートンムック)』P.144-145を参考にさせていただきました。
天体がつくりだす重力の影響がある場合、光速度不変の原理が成り立つのは、それぞれの観測者の近くのせまい範囲に限られる。
一方、遠くから見た場合には見かけ上、光速が変化して見える。
とのことです。
遠くから観測している人には、光の帯の内側が外側より遅く進んでいるように見えるそうです。
つまり、恒星の大きな質量によって光の帯が曲げられるからです。
しかし、光の帯の内側や外側にいる人は、「落下する観測者」 と同じ立場で、「重力の影響のない慣性系」にいるので、目の前の光はどちらも秒速30万キロメートルで進んでいるそうです。
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