以下、佐藤勝彦 監修『みるみる理解できる相対性理論―特殊相対論も一般相対論も実はむずかしくなかった! (ニュートンムック)』P.46-47を参考にさせていただきました。
周囲に何もない宇宙空間で2機の等速直進運動をする宇宙船を考えた場合、どちらが止まっているかを決めることはできない。
宇宙船のなかでは、静止しているものは静止を続け、動き出したものは壁にぶつかるまでまっすぐに同じ速度で進んでいく。これを「慣性の法則」という。
そして、静止しているか等速直進運動をしている場所を「慣性系」と呼ぶ。
慣性系では慣性の法則が成り立つ。(※加速する宇宙船は慣性系ではない)
慣性系という言葉を使えばアインシュタインの相対性原理は次のように書きなおせる。
「どの慣性系でも、すべての物理法則は静止した場所と同じように成り立つ」同書p.46
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