量子論の核心にせまる 解釈をめぐる論争 コペンハーゲン解釈に反発したアインシュタイン : 『みるみる理解できる量子論』より

以下、和田純夫 監修『みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)』P.70-71を参考にさせていただきました。

電子は発見確率の濃淡をもちながら、さまざまな場所に無数に共存している。(複数の状態が共存した状態)

複数の状態が共存した電子を観察すると、電子はその共存した複数の状態のうち、どれか一つの状態で発見される。

だから仮想的な小箱の中の電子は、観測されて左右のどちらかに発見されるかは偶然に支配され、確率的にしか予測できない。

アインシュタインは、この考えに猛反発をして、量子論のコペンハーゲン解釈(確率解釈+波の収縮)に対し、「神はサイコロ遊びをしない!」と批判したそうです。

量子論によると、電子や光子の状態がどう観測されるかは、確率的にしか予測できないのです。

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