以下、和田純夫 監修『みるみる理解できる量子論―相対論と並ぶ自然界の2大理論 摩訶不思議なミクロの世界 (ニュートンムック―サイエンステキストシリーズ)』P.66-67を参考にさせていただきました。
量子論によると、一つの電子は複数の位置に同時に存在が可能。
電子の位置を観測すると、電子はその複数の位置のどこかで発見される。
ミクロな粒子は、複数の「状態」を同時にとることができる。
状態には、位置、速度、自転の向きなどさまざまある。
このことを状態の共存、または、状態の重ね合わせと呼ぶ。
これは、電子がふたつあるわけでも、ふたつに分かれるのでもない。
状態が共存しているのだ。
ただし、「観測」を行うと状態の共存は壊れてしまう。
ゆえに”状態の共存そのもの”を見ることは不可能。
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