みなさんは「でも、バシャール。私がどう定義づけしても、みんなが住んでいるこの一定した世界は変わらずに存在するじゃないか」というでしょう。
でも、それは、人々が集合的にテレパシーで同意をし、共に創り出している「ゲーム」なのです。
それが自動操縦にセットされていて、いちいち考えなくてもすむようにしているだけです。で、実際には、みなさんが創り出している世界です。
そして、みんなで信じることに同意した定義づけを使って、その現実を支持し続けます。
普通は、そのゲームをスムーズに行うために、ほとんどの人がそのゲームのルールに同意をしています。
ただ、個人的には、もっと自由が与えられています。
以上、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳) 『バシャール・ペーパーバック6―ワクワクを生きると自然に「いま」を生きられる (VOICE新書)
以下、バシャールの言うことを、ここまでまとめてみます。
すべての状況は基本的には中立
どんな状況も、あらかじめに決まった意味はもっていない
その状況に自ら選択して与えた意味が、どういう結果をもたらすか決定する
「自分の与えたものが、自分に戻ってくる」
私達が体験する現実は、現実だと教えられてきた「観念」に関係している。
本当の現実とは、私達が自由に定義づけし、創り出せるもの。
とは言うものの、やはりこういう疑問が湧く。
いくら自分が自分の現実に与える定義を変えて、現実を変えたと思っても、一方で確実に変わらない他人にとっての現実というのがあるのではないか？……と引用した部分に続きます。
バシャールはこの疑問に対して引用した部分で答えている訳ですが、正直言って、私はピンときません。
何を言っているのだろう？という感じです。
私の考えでは、この現実のほとんどが今までとは変わっていなくても、見方が変わればそれまでと違って見える、そして違って見えるということは、これからの行動が変わることであり、行動が変われば当然現実も変わっていく、そう見ています。
つまり同じものを見ていても見方が変われば、それに対する感情が変わり、感情が変われば当然その後の行動、そして現実が変ると思うのです。
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