運命とは単に、皆さんのオーバーソウルまたはより高次な意識部分がその自由意志によって、皆さんが人生の中でどのような出来事を体験するかを選択したことの反映なのです。皆さんの肉体レベルにおける性格は人工的なもので、高次の意識の自由意志の選択には従うものです。この肉体レベルの性格にとっては、高次の意識の自由意志は変更できないものと映り、起こるしかない運命的なものと見えます。ここで理解してほしいのは、運命は高次の意識の自由意志だということです。そして、その運命をどのように満たしていくかという方法論を決めるのが、この肉体レベルにおける意識の自由意志に任された特権なのです。
以上、ダリル アンカ (著), 関野 直行 (翻訳) 『ニュー・メタフィジックス―世界を創る意識の力学』P.36より引用させていただきました。
この現実だけで見ると、一見自由意志がなくて、そして運命も定まっているように思えるそういう状況もあるかもしれないが、より高次の意識から見ると、まったくの自由意識からそれを行っているということになる。
つまり、現状の受け入れるべきことは受け入れないと、自分のより高次な部分の自由意志に逆らうことになる。
ここにも人生のパラドックスを見て取れます。
自分のより高次からの自由意志を受け入れること、すなわち、ある種の不自由を受け入れることが真の自由というパラドックス。
この世界で運命までも変えようとする自由意志は結局、高次の意識の自由意志を不自由にしてしまうというパラドックス。
人生って面白いものです。
コメント