以下、『宇宙の不思議なはじまりそして地球と生命 (ニュートンムック)』P.16-17を参考にさせていただきました。
ビッグバンで宇宙には大量のクォークとレプトン、そしてその反粒子ができた。
物質と反物質が出会うと光を放出して消滅する。(対消滅ついしょうめつ)
(ここにも光というキーワードが出てきますね。このとき放出された光はどうなったのだろう?)
宇宙の温度が下がるにつれて、クォークと反クォーク、レプトンと反レプトンも対消滅を始めた。
もし、物質と反物質の数が全く同じなら、物質も反物質もすべて消滅してしまったはず。
しかし、宇宙には反物質より物質の方がわずかに多かった。
現在宇宙に存在する物質はその時の消滅を逃れた物質なのだ。
この点に関しては、以下のバシャールの言葉が興味深いです。
宇宙というのは、ネガティブなものとポジティブなものが50パーセント・50パーセントではありません。ほんの少しだけポジティブなほうにかたよっているのです。 : バシャール ゴールドより
宇宙誕生から0.00001秒後、宇宙の温度が1兆度Kに下がったとき、クォークが三つ集まって陽子と中性子がつくられた。
宇宙誕生3分後、宇宙の温度が10億度Kまで下がると、陽子と中性子が結合していくつかの元素の原子核ができた。
もし宇宙がゆっくりと冷えていたらすべての陽子と中性子は最も安定した鉄の元素になってしまっただろう、しかし宇宙の温度が急激に下がったために、水素や重水素、ヘリウムといった軽い元素のみがつくられた。
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