否定的な感情をいだくことは、べつに悪いことではありません。自分の人生の中に、困難をもたらすものではないのです。否定的なものを否定するとき、それが困難をつくりだします。 by バシャール

否定的な感情をいだくことは、べつに悪いことではありません。
自分の人生の中に、困難をもたらすものではないのです。
否定的なものを否定するとき、それが困難をつくりだします。

以上を、バシャール (著), ダリル・アンカ (著), 関野直行 (翻訳)『バシャール・ペーパーバック4―ワクワクこそが、ひとを深くいやす力がある 』30ページより引用させていただきました。

海外ドラマ、特にアメリカ合衆国のドラマを観ると、否定的な感情が常にあふれています。
NGワードが嫌というほど流れてきます。

一方日本では、否定的な感情を抱くこと自体に対して罪悪感を感じる傾向が多いように思います。
私がそうです。
否定的な感情を抱いてしまった後、必ず後悔して罪悪感を感じます。
出来ればもう二度と否定的感情は抱きたくないと願います。

でもバシャールの言うように否定的感情を抱くこと自体は別に悪いことではないのだとしたら、どんどん無理せず否定的感情を抱いた方がいいのかもしれません。
アメリカドラマの様にその場限りでなんの後腐れもない否定的感情は何の問題もない感情なのかもしれません。

とは言うものの、私達が否定的感情を抱く場合大抵は他の人に対してです。
人間関係においてのみ否定的感情が多く起きます。
自然や動物に対して否定的感情を抱くのはあまり多くはありません。

だとすれば、目の前の他人に対して否定的感情を抱くのは良いとして、その感情を相手にぶつけるのは果たして良い結果になるのかあるいはさらに否定的感情を増すようになるのか、という問題はあります。

本書においてバシャールは否定的感情をいだくことを否定していませんが、相手に対して否定的感情をぶつけることに関しては何も言及していませんので、否定的感情を抱くのとその否定的感情をどのように処理するかは別問題であると考えた方が良いでしょう。

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