科学的にいうと、神は自然です。すべては自然に自ら起きたのです。神には二つのエネルギーがあります。愛があり嫌悪があり、生命があり死があります。
神のパワーが存在しないと、どんなものも動くことができず、活動することができず、歩くこともできません。太陽の光さえなくなるのです。
以上を、ヨグマタ 相川圭子 (著)『ヒマラヤ聖者のいまを生きる知恵 (PHP文庫)』248ページより引用させていただきました。
順番から行くとどう考えても、人間の誕生はすべての創造の後です。
ですから、この宇宙を創ったのは人間ではないことは確かです。
となると、人間が作ったものを人工と定義づけし、人間が関与しないものを自然と定義した時、人間誕生以前のものすべては自然だったことになります。
そうなると次に、人間は自然から生まれたのだろうと言う推論になります。
すべてが自然だった状態から、いきなり非自然である人間の手の加わったものが出現するのは不可能です。
人間がまだ存在していない段階で、人間の手の加わったものが出現するのは論理的に考えてあり得ません。
人間が生まれてから初めて人工という概念が生まれます。
となると、人間は自然から生まれたのであり本来は人間も自然の一員であり、人間の手の加わったものもまた自然であると言えます。
そう考えると、すべては自然であり、同時に、すべては神であり、勝手に人間が自分たちの作ったものを人工と定義づけして自然から切り離しているだけなのかも知れません。
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