物質次元では、ほかの人を直接体験することはできません。
魂次元でなら、集合的合意を通して、ほかの人を直接経験することができます。
なぜなら、魂次元に行くと「すべてはひとつ」だからです。でも物質レベルでは、みなさんはさまざまに細分化された「パラレル・リアリティ」を生きています。
ですから、普段のみなさんは、自分がつくった現実の中の「自分バージョンの相手」を通して、その人を間接的に体験することしかできないのです。
以上、本田 健 (著), ダリル・アンカ (著), 江藤ちふみ (編集), 島田真喜子 (翻訳) 『未来は、えらべる! バシャール 本田健』P.193-194より引用させていただきました。
ということはですよ。
バシャールの言う「パラレル・リアリティ」というものは、その存在がどうのこうの言う次元のものではなく、すでに当り前のように、「パラレル・リアリティ」は存在し、それを現在生きているということですね。
(以下私個人の思考実験のようなものです。ご了承ください。)
私たちは毎瞬毎瞬、いわゆる無から全宇宙とその無限に広がるパラレル・リアリティを再創造している。そしてその毎瞬毎瞬再創造されたパラレル・リアリティのどれに意識をフォーカスするかで実際に住むパラレル・リアリティが決定する。
しかしこのパラレル・リアリティも自分の内部にあるものがスクリーンに映ったに過ぎず、夢あるいは幻想のようなものである。
これは、言葉を変えれば、自分が現実だと信じているものを経験しているに過ぎないことになる。たとえそれが幻想であっても、そこで得た経験は紛れもなく真実である。
……と、そうなるのかもしれません。
つまり私たちは、互いに影響しあうことが可能な、夢を見ているということでしょう。
さらに夢には無限の可能性があり、どの可能性も等しく夢の中で実現する可能性があります。このことは無限に存在するパラレル・リアリティに該当すると思われます。
自分の外側に存在はなく、外側に存在するのは無限の可能性だけ。
しかし、その可能性は意識をフォーカスすることで経験はすることができる。
夢の中でした経験も、夢が幻想であっても、経験にかわりがない。
そういう経験をしたのは真実である……ということになるのだろう。
コメント