今で言うUFOは昔空飛ぶ円盤と呼ばれていた。
いやより正確には今で言うUFOには空飛ぶ円盤が含まれている可能性がある……のかも?
空飛ぶ円盤は空を飛ぶ円盤状の物体なのでUFOではないかも知れない。
だって、空を飛ぶ円盤状のものだと確認されているのだから……。
なにが言いたいかというとUFOという極めて曖昧な概念を持ち込むことによって、それぞれの立場で都合の良い解釈が可能となったという事実だ。
正確な意味でUFOを見たとしても「だから何?」である。
たとえそれが虫やレンズのゴミや鳥であっても、未確認であればUFOと呼んで間違いないからだ。
虫やゴミや鳥を見ても、普通は驚かない。
しかしそれらの正体を確認する作業を怠りUFOと断定とすると話題性が高まりマスメディアにも取り上げられることになる。
未確認のものが未確認であれば都合の良い人たちがいる。
そういう人達にとってはまさにウィンウィンの関係なので、未確認のものが未確認のままである確率が高まる。
空を長時間眺めていればその時点では何かしら確認が不可能な飛行物体を目撃するかもしれない。
たとえそれの正体が虫やゴミや鳥であってもUFOという概念を持ち込むならばそれはUFOの目撃事件なのである。
コメント