現実が変わらなくても、また否定的なことが起きても、自分の反応がそれまでと違えば、自分は変わったと言える

バシャールのペーパーバック3の143ページには以下の様にあります。

肯定的な人間だというフリをしてなにかやっていて、否定的なことが起きたとき、こんなふうにいわないでください。
「あー、やっぱり私は否定的な人間なんだ・・・」と。
自分の期待に沿わないことが起きたからといって、それが肯定的でないということではありません。

以前、自分に否定的な結果を与えたものだからといって、今回も同じように否定的な結果が与えられる、と考える必要はないのです。
なぜならあなたはそのときとは違う人間だからです。
肯定的だと理解するだけでなく、肯定的な行動を取ることが大切です。
別ないい方をすれば、自分自身を信じる、宇宙を信頼する、そしてその信念に沿って行動を起こす、ということです。

前向きに明るく生きることは良いことだと分かっていて、そのように生きていても、たったひとつ否定的なことが起こっただけで、以前の後ろ向きで暗い人生に戻ってしまうときがあります。

そういうときって大抵、自分で元の人生に戻しているんですね。

「ああやっぱり私はダメなんだ……。元の暗い人生が自分にはお似合いなんだ。」と決めつけるのは自分以外にはいないからです。

自分に否定的なことが起こったとき誰か他人が「ほらやっぱりあなたはダメな人間だね。元の暗い人生に戻りなさいよ。」と言われるわけではない。

自分で自分にそう言っているだけです。

やっぱりダメか……と考えている時の心理状況は、やっぱり自分は変われなかったなという悔恨です。
でも、自分が変われなかったのではなく、自分で変われなかった自分を再び選択してしまったのです。

というのは、こういうバシャールの言葉があるからです。

自分が本当に変わったかどうかを教えてくれるのは、自分のまわりが変わったかどうかではありません。次に同じ出来事が起きたときの、自分の反応で分かるのです。 by バシャール

現実が変わらなくても、また否定的なことが起きても、自分の反応がそれまでと違えば、自分は変わったと言えるのです。

これは素晴らしい考え方ですね。
心から前向きになれます。

自分は変わったはずなのに、なぜ現実は変わらない?なぜ否定的なことが起こり続けるのだ?と疑惑を抱くと、自分が変わっていないと錯覚し、自分で自分を元の自分へと戻してしまいます。

変わった自分違う自分ならそれに違う意味を与えるはずです。

そして違った意味を与えたならその後の行動も違ってきます。

行動が違えばその後の人生も変わってきます。

バシャールのこういう言葉もありますしね。

内側が本当に変わったら、外側も変わらずにはいられません。しかし、「外の状況を変えるために私は変わろう」と考えるのは本末転倒です。内側の自分を本当に変えたいと思っている人は、外側のことなどどうでもいいと思っています。 by バシャール

MIL13080

この記事は、以下の本を参考にしています。

バシャール・ペーパーバック3―ワクワクするとき、ひとはもっとも多く学ぶ (VOICE新書)

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