「すべてのもの、シンボルは基本的には中立です。いい方を変えれば中性です。あなた自身がそれに意味を与えたものが、あなたに対しての意味となります。」とバシャールは言う。

バシャールのペーパーバック1の104~105ページには以下の様にあります。

すべての状況、すべての象徴というものは、本当は中立です。そして中はからっぽです。それがあなたの目にどんなふうに映るとしても、ものの意味というのは関係ありません。あなたがそれに意味を与えています。あなた自身がこれを見たらこういうものだと信じろといわれてきたことを、自動的に受け入れているのです。
すべてのもの、シンボルは基本的には中立です。いい方を変えれば中性です。
あなた自身がそれに意味を与えたものが、あなたに対しての意味となります。
それに肯定的な意味を与えれば肯定的な結果が出ます。否定的な意味を与えれば否定的な結果が出ます。非常に簡単な物理学、非常に簡単な機械的なものです。

すべてのものは本来中立であっても、物事に肯定的な意味を与え、そして肯定的な結果を求めるのが人間です。

そしてそれが人類共通であり、長い歴史を通じても共通であった。

いくらすべてが中立であったとしても、自らの生命を脅かすものに肯定的な意味を与える人類はほぼ存在しない。

人類みんながほぼ同じものに肯定的な意味づけを与え、そして肯定的な結果を得ようとしている。

しかし肯定的な結果を得ようとして、否定的な意味を与えている時がある。

お金は誰でも欲しい肯定的なものだ。

しかしお金に否定的な意味を与える人がいる。

お金は汚いもの、私はお金には縁がない、私はお金を多く持っていない、私はお金を多く稼ぐことは出来ないだろう……等々。

お金をたくさん持っている状態には誰もが肯定的な意味を与えるだろう。
だからこそ誰でもがより多くのお金を持つことを望む。

しかし世にあふれているお金への意味づけは否定的なものの方が多い。
それは先に挙げたような例だ。

そして簡単な物理学の結果として、巷では、お金が足りないと嘆く人が多い。

確かにみんなお金が欲しい欲しいという割には、お金とそれに関する状況に、否定的な意味づけばかりを与えている。

お金は何にでも役に立つと皆が肯定的な意味を与えているのに、肯定的な結果を得ていない人が多数である現実。

皆が決してお金の所有がゼロでないことは、ある種、お金に関する肯定的な結果を得ていることになる。

ということは、より多くのお金を所有することに対して否定的な意味づけを与えてしまい、より多くのお金を持つことができないという否定的な結果を得ているということだろう。

たとえばそれは、成功するのは難しい、世界の富は限られている、自分はそれに値しない……等々。

バシャール的には、いまよりより多くのお金を持つことに対して肯定的な意味を与えれば、より多くのお金を持つ肯定的な結果になると思われる。

実際バシャールにはこんな言葉があるではないか。

【ワクワク・バシャール!】自分がしたいことをするのに必要なお金さえあれば、別にほかの人と比べてたくさんお金がなくても「成功していて、幸せ」なのです。自分がしたいことができれば幸せで、そして、成功しているのです。 by バシャール

宇宙の秘密をもうひとつお伝えしましょう。とてもとても大きな秘密です。「この宇宙には、すべての人に行きわたるだけの充分なものがあります。欠乏しているものは何もありません」by バシャール

人というのは、自分が必要なだけパワーを発揮することができます。そして誰も傷つけることなしに、自分の欲しい現実を創造することができるのです。 by バシャール

この記事は、以下の本を参考にしています。

バシャール・ペーパーバック1―ワクワクが人生の道標となる (VOICE新書)

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