以下、雲 黒斎さん著の『もっと あの世に聞いた、この世の仕組み』という本を簡単にまとめてみます。
あらゆるものを分離してとらえてしまう根本原因である五蘊とは
自分と切り離されて存在する何かがないと、『私』は存在できないため
自我はあらゆるモノを分離していく
自我は肉体を使って、存在のすべてである『空』を『私』という意識と、私が存在する『外界』に分ける
五感と心の存在によって『私』と『外界』が分かれて存在していると錯覚しているのだ
五感を通して『感覚における仕分け作業』が行われ
善悪や苦楽、好き嫌いなどの判断を通して『心における仕分け作業』が行われ
それらの仕分けデータを基にして自分に都合の良いものを引き寄せ、都合の悪いものは排除するという
『行動面での仕分け作業』が行われる
そうやって経験された記憶の数々は、自分と自分以外を分離させるデータベースとして蓄積されていく
これらの分離を生む要素をまとめて「五蘊」という
これにより人間は「ありのまま」の世界を見失い、苦しみが生まれた
……ということで
「ありのまま」の無意味な世界ではつまらないので、楽しもうとしていろいろと意味づけを行なったら、同時にその対極にある苦も生まれてしまったって感じでしょうかね。
いや、それを楽しめるということは、同時に、それを苦しむことができるということでしょうか。
というのは、すべては中立であり、どのようにも意味づけが可能であり、肯定的に意味づければ肯定的な結果を得るし、否定的な意味づけをすれば否定的な結果を得るから。(by バシャール)
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