雲 黒斎さん著の『あの世に聞いた、この世の仕組み』という本に
「境界線」は、いつだって人間の頭の中、「リアル」ではなく「イマジネーション」の中にしかないんだ。
とあります。
自分と自分以外の「境界線」は、自らの肉体の表面にあると思っている。
だけど、もっと長い時間の中で肉体を見てみると、それが怪しくなってくる。
自分の肉体を今構成している物質はかつて自分の肉体の外側に存在していたはずだ。
それを食料として摂取してきて、この肉体がある。
そう考えるとこの肉体は果たして自分のものと言えるのかどうか。
肉体を構成している物質はかつて外側にあって、しかも、いずれは再び外側と一体化する。
肉体そのものだって、全細胞が生きている間に、何度も総入れ替えされると聞く。
自分と自分以外の「境界線」は、ある見方をすれば確かに存在する。
しかし、その一方でこのように「境界線」なんて無いとも言える。
この「境界線」のことを、バシャールは「分離」と言っているようだ。
自分自身が他の人と離れていて「個人」だということは、幻想ではありますが、自分が見るものはすべて自分が創り出したものですから、 「あなた自身がすべてである」 ということです by バシャール
分離の感覚というのは、皆さんにとっては、本当はアンナチュラルな不自然な感覚です。 そして、皆がひとつである、よりつながっている状態、そういう意識というのがよりナチュラルな状態です。 by バシャール
否定的なものとは分離、区別、抵抗が起きるもの。肯定的なものとは一つに融合、統合するもの、自分自身の統一性と、自分の真実がそのまま出るもの。 by バシャール
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